Opus.92

LPレコードの感想など。

2016-11-19から1日間の記事一覧

リッカルド・ムーティ指揮フィラデルフィア管弦楽団 ベートーベン交響曲第4番変ロ長調作品40

非常に切れ味があり、曲の波を追い立てるようなムーティの指揮に抜群の運動神経で応じるフィラデルフィア管の名演と言える。ベートーベンの4番はどちらかというと遅いテンポでじっくりと練り上げた演奏の方が名演として残る傾向が多いが、その対局にありな…

リッカルド・ムーティ指揮フィラデルフィア管弦楽団 ベートーベン交響曲第2番ニ長調作品36

ムーティとフィラデルフィア管によるベートーベンの全集。すべてデジタル録音で、ボックス番号がEX 157 7 49487 1。ドイツプレス。EMI。1枚目:5番、1番(1985年録音)2枚目:2番(1987年録音)、4番(1985年録音)3枚目:3番(1987…

エーリッヒ・ラインスドルフ指揮ボストン交響楽団 ベートーベン交響曲第3番変ホ長調作品55「英雄」

第1番、第2番と続けて聴くと判るが、またまた録音条件が違うようだ。ボストンシンフォニーホールの有名な残響感が特に強く感じることは無い。ただ、曲が進むと、不思議とそれが何かモノラル録音の様な朴訥とした簡素な音の圧力となって迫ってくる。その荒…