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Opus.92

LPレコードの感想など。

エーリッヒ・ラインスドルフ指揮ボストン交響楽団 ベートーベン交響曲第1番ハ長調作品21

ボックスカタログ番号はSJA 25 041-R/1-7。RCA,ドイツプレスの7枚組。1962年から1969年にかけて録音したベートーベンの全集。中古レコード市場であまり見かけることは無い。

1970年のベートーベン生誕200年という、いわゆるベートーベンイヤーに合わせて録音したということのようで、ルービンシュタインとのベートーベンピアノ協奏曲全曲録音もその一環とのこと。実際、ラインスドルフのボストン音楽監督は1969年までだが、実際には1970年12月17日が最後の指揮だったと記録されており、関係が最後まで良好であったことを伺わせる。

全体にリズム感に特徴があり、独特の刻み方を聴かせる。音楽は新鮮な切り出し方で軽快に進行する。もう一度聴きなおしてみたが、弦楽器の弾け方のうま味がさらに理解できるようになり面白い。ボストン響の暖かい木管楽器に包まれて心地よい。

RCA盤で鳴らせ方が難しく、欧州大陸プレスらしく若干曇った響きがあるため耳が慣れるまで時間がかかる。英国プレスと比較したいところだが手元に入手しておらず不可能。