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Opus.92

LPレコードの感想など。

ハイティンク指揮ロンドンフィルハーモニー管弦楽団 ベートーベン交響曲第8番へ長調作品93

f:id:Opus92:20160912024137j:plainべー7が良かったのでそのまま8番を聴いている。

音のフレッシュさから言えば7番の方が良く、マイクの配置か何かの録音環境の違いをかなり感じてしまう。全体にこもっている感じで、ハイティンクの鋭敏な感覚を楽しむにはイマイチ。録音年も1976年5月ということで1974年11月録音の7番と比べれば、2年も開いてしまえば、世の中も変わるということかも。

べー8と言えば指揮者のべー8がベートーベンの交響曲の中で一番好きだと言っていた岩城宏之氏を思い出す。当時の私はそれほどこの曲の魅力が理解できておらず、岩城さんの言葉が非常に印象に残っている。

また、ロンドンに着いて英語に苦労している時に、ホームステイしていた家庭のご主人から借りたカセットテープが、ベートーベン8番であった。取るものもとりあえずロンドンに到着した私は、近所の家電量販店で小型のプレーヤ(MATSUI製!で格安だった)を購入、貪るように聴いた覚えがある。なんて素晴らしい明るさの灯った音楽だろうと感激したものだ。それが、イッセルシュテット指揮、ウィーンフィルの名高い名録音だったことは、その後クラシックLPを集中的に取り扱う様になってようやく理解するのだが、8番を聴く度にこのエピソードを思い出す。